パリのレバノン(日常篇2)

パリでしたいこと。
大人になってからパリに2年間の留学をしていたラボのFUMINA。
偶然にも日本でパリっ子のフランソワと出会う。
今、パリに帰ったらしたいこと、書いてみる。

初めてご覧いただく方は、こちらから
パリのアパルトマン
パリのレバノン(出会い篇)
パリのレバノン(日常篇1)


レバノンのおじいちゃんの本屋さんには、大学の近く、パリのど真ん中ということもあって、いろいろな分野のスペシャリストたちが、集まっていた。大学の教授だったり、研究者だったり。みんなおじいちゃんのファンだった。

夕方近くになると、ワサワサと集まってきて、時間がある人は、2階に上がってレバノン料理を囲みながら、たくさんの話をする。すごく難しくて何を言っているか分からないことが多かったけど、ここに集まる人は、どういうわけか優しい。私のために、ちゃんと解説してくれたり、分かりやすい言葉で言い直してくれた。

こうやって、人が集まるって時に、とっても便利なレバノンの前菜というか、おつまみがある。

それが、ギリシャヨーグルトがメインのお料理
Labneh libanais(ラブネ)レシピあり

ピタパンと言って、丸くて平たいパンが、フランスのバゲットのような存在、レバノンの国民食。それをオーブンでカリッと焼いて、ディップしていただく。

ピタパンの食感と、ヨーグルトのふわふわした感じ、エキゾチックなオリーブたっぷりのソースが絶妙に合う。オリーブオイルがベースのソースは、具材をカットしてまぜるだけ。そこにザアタルという特別なスパイスを。(気になる方は、Item Page へ)

ザアタルとは、(webから)
ザアタルと呼ばれるハーブを乾燥させてすりつぶし、酸味のあるシューマック、ゴマ、塩、オリーブオイルを混ぜ合わせたもの

私の大好きな一皿だけど、レストランで食べると、結構辛い。piment d’espelette という、唐辛子のペーストをソースに混ぜ込むのだけど、入れすぎると、すっごい辛いから、おじいちゃんは私のために、少し調整して作ってくれていた?

料理が足りないくらい集まった場合は、隣の隣のお店、ベルギーのポテトフライ専門店でたくさん買い足す。量が多いから、荷物持ちにいっしょに買い物に行った。

私の大好物であるポテト。ポテトフライといえば、塩!だけじゃなくて、色々なソースが選べるシステムになっているんだけど、

おじいちゃんは嬉しそうに、数ある中からサムライソースをチョイス。サムライソースとは、ピリ辛なマヨネーズソースのこと。フランスのスーパーへ行けば、結構な確率で売られている、定番ソース。材料はサムライの要素ゼロだけど、サムライソース。

Labo Recipe レシピはこちら

おじいちゃんは、毎回私のことをサムライの娘と言って、ポテト屋さんに紹介してくれた。(反応に困るけど、ご近所さんということもあり、いつも店員さんは優しい)

私は、辛いのはあまり得意じゃなかったけど、なんとなく…サムライソースとなると、美味しく感じた?

今は、このポテト屋さんは2区に移転したので、気になる方がいればぜひ♡
MAP:De Clercq, Les Rois de la Frite

学校の帰りに自分で買うときも、ブレずにサムライソース。

暖かい時期は、このサムライソース付きのポテトフリットを買って、リュクサンブール公園で友達とおしゃべりしながら、パクパクパク。
寒い時期も、隣のバーのテーブルを借りて、パクパクパク。

今は、日本の規制で、フランソワと日本国外に出ることはできないけど…またそんなふうに、パリの公園でやわらかい日差しを浴びて、ポテト。
気軽にできる日がくるといいな。

パリに帰ったらしたいこと。

FUMINA

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