パリのアパルトマン

パリでしたいこと。
大人になってからパリに2年間の留学をしていたラボのFUMINA。
偶然にも日本でパリっ子のフランソワと出会う。
今、パリに帰ったらしたいこと、書いてみる。


留学当初、そのころ珍しかったAIRbnbでアパルトマンを1ヶ月ほど借りていた。1ヶ月の間に、パリで住める場所くらい、見つかるだろうと。

それが無謀な話だというのは、渡仏して2週間後くらいに気づき始めた。

?怖いなあ怖いなあ、このまま住む場所見つからなかったら、日本に帰るしかないなあ。

アパルトマン契約期間あと1週間という時、途方に暮れていた私。そのアパルトマンには、ショファージュ(お湯が流れることでお部屋が温まるシステム)がなく、申し訳程度の電気ヒーター。夜はガタガタ震えながら、ネットで住める場所をと探していた。フランス語だって、ろくに話せないから、食料の買い物も本当にドキドキした。

半分は、もう諦めてパリのリッツで豪遊して帰ろうかな、と思いながら、近所のスーパーマーケット、カルフールで恐る恐る買い物中(フランス語が話せないから)、1人のマダムが私に話しかけてきた。

?‍♀️あら、あなた日本人?お家近いの?パリで何しているの?

と最初から質問攻め。知っている限りのフランス語で説明した。

?今、留学に来ていて、大学始まるまでに、住める場所を探しているんです。でもあともう1週間しかなくって。

すると、マダムは、はっきりとこう言った。

?‍♀️うちにいらっしゃい。今度お部屋見にくるといいわ。気に入らなかったら、申し訳ないし。

?神様キター!ま、でも変な家だったら、ささっと断ろう。まずは見に行こう。

連絡先を交換して、3日後に訪問。場所はAIRbnbで借りたアパルトマンから2つ通り先に。めちゃくちゃ近い。

到着し、緊張しておじゃましてみると、そこはなんと、パリでは珍しい大きな庭付きのアパルトマン。トイレバス別、お風呂はバスタブ付き、大きなサロンに、それぞれのお部屋が3つ。ショファージュはもちろんあるし、おうちの雰囲気はとっても素敵。言うことなし。

即決して、そのまた3日後には、マダムの家に…転がり込んだっていう方が正しいかな。本当に運良く、住まわせてもらうことに。

パリ滞在中は、ずっとそのパリマダムのもとでホームステイをしていた。マダムには、当時20歳のお嬢さんと15歳の息子さんがいた。夫は、別の家族と。(フランスあるある?)

私が住まわせてもらったお部屋はお嬢さんのお部屋。彼女はセレブモデルとして独立して、高級住宅街のヌイイにお住まいでした。

お借りしたお部屋のベッドはクイーンサイズで、そのベッドが余裕で入る大きさのお部屋にクローゼット、大きな鏡。勉強机も。ライトは、温かみのある明るさで、勉強するには暗すぎたが、なんとか工夫して…

隣のアパルトマンには、彼女のお姉さん夫婦がお住まいで、姉妹で庭を共有していたので、庭は思っていた広さの2倍だった。大きな松の木が余裕で生えているお庭を想像いただければ。

最初はどうなるかと不安だった、パリ滞在。
運が味方してくれたとしか思えない出会いで、パリでの生活が始まったのでした。

いろいろケンカもしたけれど、そのおかげで私のフランス語は上達した。
彼女との話はまた今度。
パリで本当にお世話になった、彼女にまた会いたいな。
と思う今日この頃。

パリに帰ったらしたいこと。

FUMINA

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