前にも書いてるけれど、私は高校生の時にフランス北東部のアルザスで2年間親元離れて寮の学校で過ごしてます。
初めてヨーロッパの地を踏んだのは、うすら寒い4月、まだ当時はアラスカのアンカレッジ経由で、スイスのチューリッヒへ。そこからバスで2時間揺られ、アルザスの小さな田舎町へ。
旅好きの私がヨーロッパをグルグル回り出し、まさかその6年後、社会人としてヨーロッパの地を初めて踏んだ時に利用した航空会社で働いて、毎月3回も通ってヨーロッパ通になるとは思いもせずに…
私が住んでいたのは、アルザスの二つある県のうちのHaut= Rheinオーラン県の県庁所在地Colmarコルマールからバスで30分のブドウ畑の中 (ちなみにもう一つの県、Bas=Rheinバーランド県の県庁所在地はStrasbourg ストラスブール)
アルザスは170kmに渡るワイン街道があり、街道沿いには緑豊かなワイン畑の丘、小さな村、ワインカーブがたくさん!!迷ってしまうくらい。
前にも書いたように、コロンバージュという木組みのカラフルな可愛いお家が並び、戦争でドイツになったり、フランスに戻ったりと複雑な歴史を背景にしてるため、ドイツ色がかなり強く、独特な文化と言語が話されています
そのコルマールから車で30分くらいの村、Kaysersbergカイザスベルグを今日はご紹介。
どうやらこの村、2017年にフランス人の好きな村で1位に選ばれたそう!
当時学校のお休みの水曜日午後や土曜日にコルマールまで出れないときはこの村のSalon de thé 喫茶店やクレープ屋さんで気晴らしにランチ。夕方までのんびりし過ぎて18時の門限に間に合わなくなり、村の人にヒッチハイクして学校まで送ってもらったり、走って帰ったり…思い出の村。
そんなカイザスベルグは日本でも知られている医師でノーベル平和賞を受賞したアルベルト•シュバイツァー博士の生まれ故郷で生家があるんですよ。
最近はかなり観光客で埋め尽くされてるこの村、村の入り口には星付き⭐️ホテルレストランがあり、そこから伸びる一本道の両側にはパン屋、ケーキ屋さん、お土産物屋さんが沢山。もちろんアルザスワインのカーブやレストランも沢山あるので、一休みしてアルザスワイン片手にちょっとつまんでみるのもまた良し? 良く通ったアルザス名物のタルトフランベ屋さんもあります。
歩いて行くと小川が流れ、橋があり、雰囲気ある写真撮れます!
村の裏手には13世紀に建てられた塔が。何度登ったか…ここから見るまた景色も良いですよ。登るのはキツいけど頑張って登りましょ!
村はそんな大きくないので、他にもある可愛い村、ガイドブックやインスタでもよく見るRiquewihr、Eguisheim など一緒に巡ってみるのも良いかも!小さい村ながら、美味しいレストランも沢山あるし、ワインカーブもあるので、好みのワインを買いに行くのはいかが?
私はKaysersberg 手前にある学校のあった村のKientzheim にある Paul Blanckさんで良くワインを買っていました。今では日本にも輸出していて、見ることも多いこちら。
またさらに小さな村のAmmeschewihr にも素敵なレストランも。
Julien BINZ
昔は緑のおばさん、と呼んでいた
アルザス料理のレストラン
たまに行ってはピーチメルバや奮発して
フォアグラを頬張っていたなぁ…
小さな村でも美味しいレストランやワインカーブが沢山あるアルザスワイン街道、田舎の村だけど是非是非覗いてみてください!
30年近くたっても全く変わらずの風景、いつ行っても、ただいま、と言える場所。村の人もあの時の学生さんね!と、話すと盛り上がってワインをサービスしてくれる
当時は高校生だったので、、一応、こんな素晴らしい地にいながらも、ワインは飲めなくて残念だったなぁ…
そうだ、久しぶりにアルザスワインを開けてみようかな
Vive l’Alsace アルザス万歳?
MAMICO