パリの朝食

パリでしたいこと。
大人になってからパリに2年間の留学をしていたラボのFUMINA。
偶然にも日本でパリっ子のフランソワと出会う。
今、パリに帰ったらしたいこと、書いてみる。

初めてご覧いただく方は、こちらも♡
パリの公園
パリのカフェ
パリの街並み


朝食の時間を大切に。

Laboのフランソワも、フランソワの家族も、パリのホームステイ先のマダムも、私の知っている限りのヨーロッパの人々は、朝をとても大切にしている。彼らの共通点は偶然かもしれないけれど、朝が豊かだと、その日1日も、豊かになる…気がしている。(家によると思うけど)

どんなものかというと、写真のように、しょっぱい朝もあれば、甘い朝も。特に私は朝食といえばどちら、というわけでもないが、フランソワが甘党なので、今は毎朝甘い朝食。

トーストに、美味しいコンフィチュール(ジャム)、美味しいバターが基本ルール。
パン屋さんで買ってきた美味しいパンがあれば、テンション高めの朝食時間に。クロワッサンやパンオショコラがある日は、ちょっとしたお祭り気分。

ただひとつ、恋しいのは、日本ではなかなか手に入らないフロマージュブランや、フロマージュフレ。フレッシュチーズで、ヨーグルトのようにホエイがなくて、ふわふわチーズ。これがとっても美味しい。

ママンの手作りタルト

朝を大切にしているというのは、朝食の内容もそうだし、どのくらいの時間をかけているか。

フランスの家族やフランソワとの朝食の時間は1時間から1時間30分かけて。その日の予定を話したり、世界のニュースを見たりして、朝からたくさん話し、たくさん食べる。自然にそのくらいの時間がかかる。平日も休日も変わらない。

ホームステイしていた時も、同じようだった。マダムとああでもないこうでもないと、延々話す。学校行くのを忘れそうになった時もあった。

朝の時間は本当に楽しい。

パリでのホームステイ中は朝食付きだったけど、充実した朝にしたいと思って、パン以外は自分で用意した。

大好きなコンフィチュール、クリスティーヌフェルベールさんに、バターはボルディエ。ホテルで頂いたら、最高級。パンは、マダムが買ってきてくれる茶色いライ麦のパンで。

クローゼットにしまっておいて、
並べてはひとりニヤニヤしていた
ラズベリーの種入りコンフィチュールと
フロマージュブラン(フレッシュチーズ)

コンフィチュールは、パンに塗る用ともうひとつ、フロマージュブラン用を準備した。この特別なコンフィチュールが大好きだった。ゴロゴロゴロゴロ、バラで香り付したサクランボ?のコンフィチュール。バラのペタル(花びら)も入っていて、紅茶に入れても美味しく。人生で出会ってきたコンフィチュールの中でNo.1と言っても過言ではない。

フェルベールさんでも、たまにお口に合わないのもあったけど、美味しいコンフィチュールに出会ったときの喜び、今でも忘れません。

Madame griotte d’Alsace Montmorency et pétales de roses
見つけたらぜひ♡

もうひとつ、マンゴーのコンフィチュールも。マンゴーは通年あるわけじゃないっぽいから、見かけたら大人買い。

今では考えられないが、フェルベールさんのコンフィチュールを使い分けられるほど、かなりの贅沢がパリで日常化できていた。その頃まだ7ユーロほどで手に入ったが、今では10ユーロくらい(これも高級な値段ですが)、日本で買うと2500円…あぁ…

サクランボとバラのコンフィチュール
パリに戻ってお気に入りを見つけた瞬間

そんなわけで、フランソワとパリに帰ると、朝食の時間はもっと長い。2時間くらいかけてお気に入りのカフェで朝食。家でもいいけど、せっかくだからと新しいところを3、4箇所を開拓して、気に入った場所が見つかったら、滞在期間はずっと同じカフェ。

パリ中心部の朝カフェは、お仕事や、学校へ行く前のおしゃれな人で賑わう。この写真のカフェは、フランソワの実家の目の前でもあり、大好きなボンマルシェのそばにあった。そういうご縁もあって、その時は、2人で運命を感じて、毎日のように通った。フレンチトースト、パンケーキに甘いワッフル、しょっぱいワッフル、自家製グラノーラに、スープ…などなど。美味しいカフェに、フレッシュオレンジジュース。奪い合いになる3種類のコンフィチュール。

充実した1日の始まりにぴったり。

新規開店したてで、観光客もいなくて、とても雰囲気の良いカフェだったけど、1年後再訪すると、だいぶ変わってしまって…継続するというのは難しいねと、フランソワと結局また新しいカフェを探すことに。

でもまた探せばすぐに見つかるのが、パリ。

パリに帰ったらしたいこと。

FUMINA

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