毎日暑くなってきましたね!
夏時間があるヨーロッパ、だんだん日が長くなり22時位まで明るくて、晴れの日は我も我もと老若男女、陽を浴びるため、庭やテラス、カフェやバーでい食前酒とつまみを夕食前に楽しんでいるはず、の今日この頃…
ヨーロッパではこの時期特にアペロの時間が夏のお楽しみ!
昼でも夜でも食事前にリラックスしながら、お酒片手にワイワイ話し、初めましての人達との距離もあっという間に縮めてくれる魔法の時間。私も初めの頃、友人宅に招かれて、たった1人のアジア人、右往左往していたけど、最後には皆んなほっぺにビズ(ちゅちゅのご挨拶)をする仲になるくらい、すぐ打ち解ける大事なアペロ時間
下手したらアペロのつまみを食べすぎて、飲み過ぎて、もう夕食はいらない、、なんてこともあるある、それ私… なんてったって、ヨーロッパ、ご飯が遅い!20時からとか当たり前…お腹いっぱいになっていた事、しょっちゅう…
実際どんな食前酒飲むの?
日本だと、やっぱりビール!枝豆と最高(笑)
ヨーロッパでは、王道はやはりシャンパーニュ!?
「Une coupe de champagne , s’il vous plaît !
シャンパーニュを一杯!」
パリのサン=ジェルマンのカフェCafé de Flore 辺りでギャルソンに頼んでみるのも粋なパリジェンヌみたいでカッコいい!
けど…現実は一杯20ユーロ近くもしちゃうシャンパーニュを飲むよりか…
ビールはもちろん、プロセッコやヴァンムスーやクレマンなどの発泡性ワインもいいし、白、ロゼのキンキンに冷えたワインでも!キールもいいね!スペイン辺りだったらサングリアも!要は楽しく飲めればいい話
そう、余談…
ベルギーもワインを少ないながら作っていて、私は良くこちらのロゼのスパークリングワインをアペリティフに飲んでいました
私が20歳の頃、よく飲んでいたのはピールベースのPanaché パナッシェというレモネードで割ったカクテル。今では飲む人いるのかな、、かなり昔のお話…
南フランス、特にマルセイユ辺りに行くと、しわくちゃな日焼けをしたおじいちゃん達がバーやカフェでアニスとリコリスの香りがする独特のPastis パスティスというアルコールが40度くらいあるリキュールを水で割って赤ら顔になりながら楽しそうにしている光景を目にすることも。これはかなり薬草の香りが強ーい!一口飲むと初めての人にはちょっときついかもです。慣れてくると病みつきに?!スゥーっとした爽快感が熱い夏にはぴったり。
先日レシピにも載せたHugoという北ヨーロッパあたりで飲まれるエルダーフラワーシロップ入りのカクテルも初夏を感じる爽やかな飲み物はアペロドリンクにぴったり!これまたお上品な北ヨーロッパの感じが…
そして良く目にするのは、Aperol アペロール!夏の時期、たいてい皆んなこれ、飲んでます!イタリア北部産のやはりこちらもハーブ系、そしてオレンジの柑橘系のリキュール。もちろん炭酸水と割るのもよし、、だけどここは、Spritz スプリッツという名前のカクテル、白ワインやスプマンテなどの発泡酒と合わせて、スライスオレンジを入れて? またルバーブが手に入ったらシロップを作って割ってルバーブとアペロールカクテルを。最後にミントを忘れずに!
昔はよくカンパリオレンジやソーダが流行ったなぁと、時代がバレバレですが、アペロールとカンパリは2つ共にイタリアのアペロ文化には欠かせないリキュール。カンパリの方が苦味とハーブがちょっと強く、アペロールの方がオレンジの爽やかさが強く、こちらの方が最近は人気!
On va boire un verre ?!
一杯どうよ?
暑くなるこれから夕日と共に、ちょっとヨーロッパの雰囲気を味わう感じで、アペロカクテルを作って飲んでみてはいかが?