L’art du tartare

前回のブログ、肉肉しいアルザス郷土料理の話からの肉繋がりで…

フランス、いや、ヨーロッパに行ったら食べたい物のまず1番は、、カフェの定番ステーキフリット、ではなく、高校生の娘も私も牛肉のタルタル、Tartare du bœuf 、またはSteak tartare!!! 世の中はヴィーガン風潮にあるけれど、私は外せない一品…生肉?

日本に帰国が決まったときに、この生肉を食べられなくなることに母子ともに悲しみ、帰る前の日の最後のご飯は私はタルタル。次いつ食べれるのかと今は恋しすぎます。

最後の晩餐、ブリュッセルのChez Leonにて
みんなはムール貝を食べてるのに、
私は生肉…
ボリュームありすぎ

諸説によると…当初は馬肉!その昔、モンゴル辺りの遊牧民Tartaresタタール族が馬で移動していたとき、食べるために馬肉を鞍の下に入れ潰して細かくして出来たものと言われています。それが19世紀末から20世紀初めに叩いた生肉と卵の黄身とタルタルステーキとしてメニューに上がり、現在では牛肉で作られるように。

ベルギーやフランス北部では filet American と言う名前で、生肉をマヨネーズやスパイスを入れて細かく叩いたものがありますが、なぜアメリカンなのかは、不明…もしかしてマヨネーズ?

韓国料理のユッケもこの遊牧民の馬肉の生肉料理が伝わったものです

ちなみに日本で食べられている、韃靼(だったん)そば、苦そばと呼ばれ、やはりこのタタール民族が育てていたもの、だそうですよ!!韃靼、だったんはモンゴル族のタタール民族のこと!

そして、タルタルソースもこのタタール民族、タルタルステーキのように、野菜を細かく刻んだソースなので、タルタルステーキの名前から取られたと言う説があるそうで!びっくり!

タタール民族ってすごい!

世界料理は色々と大陸から伝わり、アレンジされ、、それぞれの国で味付けされ、変わっていく…面白い!

さて、そのタルタルステーキ、今ではフランスのビストロでは定番料理、夏に食べるのはちょっと気がひけるけど、私はワインと一緒に消毒といいつつ、、食べまくっておりました。またマグロのタルタルもフランス人には、好評で、大抵レストランのメニューにあります。

生肉を目の前でスパイスや玉ねぎやケッパーやパセリなどと混ぜ合わせてくれるお店もあるけれど、大体は細かく叩いた生肉を自分の味にアレンジして食べる。そして付け合わせはフリッツ!ポテトフライ!体重なんて気にせずこの際食べちゃう!

きっと色々名店はあると思うけど、パリではお気に入りがあって、私はここに。マグロのタルタルもあるけれど、私は生肉をいつもチョイス

43 Rue Croix des Petits Champs, 75001 Paris
Les Fines Gueules

ここのはイタリアン風にアレンジしてあり、ドライトマトやパルミジャーノが入っていて大好きです

また東京にも支店があるLe Severo や La table d’Hugo Desnoyerもタルタルステーキでは定評のあるお店です

生肉ラバーは美味しいタルタルを求め、色々なレストランで食べ比べをしておりました…まだお腹は壊したことはございません

ヨーロッパに行ったら食べたいもの、

生肉、いや、ステーキタルタル!

MAMICO

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