4月もまもなく中旬。
緊急事態宣言が出された東京。
日にち、曜日の感覚がないまま過ごす日々。
ヨーロッパではまもなくイースターバカンスの始まりだけど、
今年はバカンス好きフランス人もお家にいる寂しい年になりそう。
フランスでは死者の数が1万人に増え、大変なことに…(涙)
さて、
自称フランスはほぼ全国を回った私。
そう私なんです。
ヨーロッパの春やイースターの話もしたいけれど、
今回はフランス郷土料理との初めての出会いについて。
そして私が高校生の時に過ごした
フランスのアルザス地方についても、
ちらっとな。
アルザスは、フランスの北東に位置し、ドイツに接する、
話す言葉も訛りが強いアルザス語。
戦争がある度にフランスとドイツが領有権争いをし、
そのためにフランスとドイツの複雑な文化が
混じりあった食文化が特徴的。
またコロンバージュという
木組みのカラフルなおうちが可愛い風景も有名で
見たことある方もいらっしゃるはず…
ここはその昔、アルザスの青い空、
俳優山下真司さんが主役のドラマの舞台となった場所…
これを知ってる方は昭和生まれ、
お年がバレちゃいます
アラフィフ♡ うふふ
今はもっぱら有名なのは
アルザスワインと
ジャムのフェルベールさん、
クリスマスマーケットも !
フランスの一番の観光地としても有名です。
しかーし !!
留学当時はパリまでなんと、
ご…5時間…
近くの街、コルマールまでバスで30〜40分、
ワイン畑の村に住むことになった私
高校2年生、門限18時
楽しみは放課後友人達と
円陣組んで何回続くかバレーボールトス。
平和な高校生。
最大の楽しみは週2回 !!
放課後に町や村に買い物やお茶に行ける時間
当時、一番近い村にあった小さな salon de thé 喫茶店
そこで初めて食べたキッシュが
衝
撃
的
⚡️
美味しくて、行くたびに頬ばっていました。
私たちが良く行くことでたっぷり
稼いでホテルを作った、
と言う噂も…すごい貢献度。
今でこそあちこちで見かけるキッシュは
アルザスロレーヌ地方の郷土家庭料理。
タルト生地にアパレイユと呼ばれる
卵液、卵、生クリーム、ベーコンを流し焼いたもの。
すごくシンプル。
17歳でホームステイしたお家のマダムに教えてもらった
思い出のある初めてのフランス家庭料理。
パパパッと手際よく簡単に作っていて、
度々ランチや軽めの夕食にみんなで
ワイワイ話しながらワイン片手に…
楽しい思い出。
私にとって
本当に思い出のフランスの母の味、
一番の得意料理。
このマダムとキッシュとの出会いこそが
私がフランス郷土料理を色々探究したくなった
きっかけ。
昨年まだお元気なマダムに会いに行き、
当時の私と同じ17歳の娘に同じ様に
キッシュを教えてもらいました。
2人で作る姿を見て
感無量の涙。
ムッシュは2年前にお空に旅立ったけど、
マダムにはまた絶対に会いに行かなきゃ!
今では色々な具材を入れ、
ホームパーティーやお持たせに。
簡単、アレンジもきくので、
アルザスのキッシュは是非是非
手作りして頂きたい家庭料理です。
研究所でも基本の具材以外に
春菊のキッシュのレシピをポストしてます。
これから他の具材で私が大好きなワインの友になるものも
ポストする予定。お楽しみに!
皆さん、
Restez a la maison, cuisinons et mangeons !!!
おうちにいよう!
そしてこの機会に
手作りご飯を作って食べよう!
美味しい物たくさんのアルザス料理についてはまた今度。
それでは
À bientôt !!
MAMI