コピーは犯罪です

最近、インスタグラムのストーリーズや、画像をコピーして、タグ付けもせずに自分のアカウントで流すアカウントに多く遭遇したので、著作権について簡単に説明します。

私はエンジニアですが、知財関係で法律事務所にも勤めていた経験があり、また、自動車会社の研究所で知財を含む法律に関する仕事をしていました。
研究所では、研究が始まる前に必ず、契約書を交わします。その研究結果について、扱いをどうするか、についてです。

が、契約書を交わしていないからといって、著作権が発生していないかというと、そうではありません。誰かが何かを創作した時点で、著作権というのは発生します。

つまり、写真を撮ったり、動画を撮ったり、そのデータ(媒体)は、100%著作者にあります。

それを勝手にコピーして、自分の広告に使うなどしたら、それは犯罪です。
これはSNSをやる上で、基本中の基本です。

通報を受けたりしたら、SNSでのアカウントが封鎖される恐れもあります。

ただし、なんらかの文章に残る形で共有の契約を交わしたなら、創造した媒体は共有することができます。

著作権がすべて欲しい場合は、お金で解決ができます。ただし、著作自体は創造した人にありますので、お金を支払ったとしても、共有がベターな選択肢だと思います。

共有がベターな選択肢というのは、創造した人が媒体を自由に使うことで、その媒体の中に登場する商品が、もっと世の中の目に触れることになります。

自分の広告以外に広告が持てる、ということになります。

なので、以前のコラムにも書いたように、一人勝ちはもう古い、ということにも関係してきます。

ラボフレンズには、リーガルマスターもいますので、これは違法か、とか些細な疑問であれば、少しはお答えできるかもしれません。

ただ、今回は、コピーは絶対しちゃいけない、ということをお伝えしたく。

せっかく心を込めて製作した媒体、農家さんなら農作物、小物屋さんなら手作りした小物など、それらを料金も支払われず、生産者・製作者の名前が書かれずに、勝手にどこかで売られていたら、どう感じますか?

それと同じことです。

映画館に行くと、違法コピー、違法ダウンロードについて20年くらい前から上映の前に、注意喚起の映像が流れると思います。刑罰がつく大きな犯罪です。

コピーとは、そういうことになりますので、ぜひご注意いただきたいです。

コピーしたいと思ったら、まずは著作者に問い合わせてください。

気をつけましょう。



Merci,
FUMINA

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